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 環境省、えりも地域ゼニガタアザラシ特定希少鳥獣管理計画に関する中央環境審議会答申を公表

発表日:2016.02.23


  環境省は、平成28年2月23日に開催された中央環境審議会自然環境部会において、環境大臣から諮問された「えりも地域ゼニガタアザラシ特定希少鳥獣管理計画について」が審議され、諮問のとおりとして差し支えない旨、答申されたと発表した。ゼニガタアザラシは、現在、環境省レッドリストで絶滅危惧2類に選定されるとともに、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護法)では希少鳥獣に指定されている。しかし、えりも地域の生息数は増加傾向にあり、漁業被害が深刻な状況となってきた。今回の管理計画は、襟裳岬周辺で繁殖する個体群を対象とするもの。ゼニガタアザラシが絶滅危惧種に戻ることがないように、えりも地域におけるゼニガタアザラシ個体群と沿岸漁業を含めた地域社会との将来にわたる共存を図るために、環境省が多様な事業主体との連携により、個体群管理、被害防除対策、モニタリング等の手法を確立する、としている。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 環境省 | 北海道 | 絶滅危惧種 | 漁業 | 中央環境審議会 | 管理計画 | 答申 | ゼニガタアザラシ | 希少鳥獣
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