新潟県は、新発田市内におけるテトラクロロエチレンによる土壌汚染を公表した。これは、新発田市舟入地内の、テトラクロロエチレンの使用実績のある事業場跡地において、土地所有者が土壌汚染対策法に基づき土壌汚染状況調査を実施し、テトラクロロエチレンが土壌溶出量基準値を超えて検出された旨が、新発田地域振興局(環境センター)に報告されたもの。報告によると、令和3年6月10日に新発田市の事業場跡地から採取された試料は、テトラクロロエチレン0.016 mg/L(基準値:0.01 mg/L以下)の検出となっている。同県では、周辺に、水道水源・営業用井戸・飲用井戸及び農業用井戸がないことを確認するとともに、周辺の井戸の設置状況を確認のうえ、地下水調査を実施し、周辺における汚染の状況を調査するとしている。