経済産業省は、「燃料アンモニアサプライチェーンの構築」と「製鉄プロセスにおける水素活用」プロジェクトの内容をまとめた研究開発・社会実装計画を策定したと発表した。2050年カーボンニュートラル目標に向けて2兆円の「グリーンイノベーション基金」をNEDOに造成し、官民で具体的な目標を共有し、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続支援する。産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会において決定された「分野別資金配分方針」を踏まえ、担当省庁が「研究開発・社会実装計画」として策定し、順次公募を開始していく。今回、エネルギー構造転換分野WGでの議論と、パブリックコメントを踏まえ、1)燃料アンモニアサプライチェーンの構築、2)製鉄プロセスの水素活用の研究開発・社会実装計画を策定した。1)については、低温・低圧でより高効率にブルーアンモニアを製造する技術等アンモニアの供給コスト低減に必要な技術を確立し、2030年にアンモニア供給コスト10円台後半/Nm3の達成と、石炭ボイラでアンモニア混焼率を高め、ガスタービンでのアンモニア専焼化により、2050年における燃料アンモニア国内導入量3000万トン/年を目指す。2)については、水素で鉄鉱石を還元する技術等を開発し、水素還元炉で高級鋼製造を目指すとしている。
情報源 |
経済産業省 報道発表資料
経済産業省 報道発表資料 |
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機関 | 経済産業省 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 経済産業省 | カーボンニュートラル | 水素活用 | ブルーアンモニア | グリーンイノベーション基金 | 燃料アンモニア | アンモニア専焼化 | 水素還元炉 | 製鉄プロセス | サプライチェーン構築 |
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