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 静岡県、富士川水系における水質等調査結果を発表

発表日:2021.09.17


  静岡県は、令和3年度の富士川水系における水質等調査結果を公表した。工業用途において紙力増強剤や水処理剤・土壌凝固剤・漏水防止剤などに用いられ発がん性があるとされる「アクリルアミド」については、河川水からは富山橋付近、南部橋付近の2地点で、5ng/L検出されたが、WHOの飲料水水質ガイドライン値(500ng/L)の100分の1、全国調査である「平成19年度化学物質環境実態調査」(環境省)の定量下限値(5.9ng/L)未満と人や水生生物への影響を考慮した各種指標を十分下回っていた。 底質からは、富山橋付近、十島堰付近の2地点で、0.2ng/g-dryが検出されたが、全国調査である「平成19年度化学物質環境実態調査」(環境省)の定量下限値(0.2ng/g-dry)程度、また、有害物質・その他化学物質・濁りについても全て環境基準値又は指針値未満と報告している。同県では、調査結果を踏まえ、引季節的な河川水量等の変動による影響を確認するため、継続して調査を実施するという。

情報源 静岡県 記者提供資料
機関 静岡県
分野 水・土壌環境
キーワード 化学物質 | 環境省 | 底質 | 有害物質 | アクリルアミド | 静岡県 | 河川水 | 飲料水水質ガイドライン値 | 平成19年度化学物質環境実態調査
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