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 環境省、被災地の公共用水域の底質モニタリング調査結果を公表

発表日:2012.03.06


  環境省は、東日本大震災の被災地における公共用水域の底質モニタリング調査の結果を公表した。同省では、被災地(青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県)の中でも津波による被害が大きく、工場・事業所の特に多い地域等から、河川・海域の代表的地点(計195地点)を選定。これらの調査地点の底質について、一般項目(pH、強熱減量、硫化物、油分、n-ヘキサン抽出物質)及び、人の健康の保護に関する水質の環境基準項目のうち蓄積性のある項目(重金属、ポリ塩化ビフェニル(PCB)等)の測定を行った。その結果、水銀及びPCBについては、全調査地点において、底質の暫定除去基準値を上回る値は見られず、その他項目についても、東日本大震災以前に県等関係機関が実施した底質の調査結果と同程度又はそれ以下の値であった。同省では今後、県等の関係機関に測定結果を提供するとともに、県等の関係機関における水質の常時監視を注視していくという。

情報源 環境省 報道発表資料
宮城県 記者発表資料(PDF)
機関 環境省  宮城県
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード モニタリング | 環境省 | PCB | 公共用水域 | 底質 | 水銀 | 有害物質 | 東日本大震災 | 被災地 | 暫定除去基準値
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