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 沖永良部2町、京セラとマイクログリッド構築で包括連携協定

発表日:2021.09.21


  鹿児島県沖永良部島(おきのえらぶじま)の知名町(ちなちょう)と和泊町(わどまりちょう)は、京セラ(株)とマイクログリッドの構築や再生可能エネルギーを生かしたモビリティ活用などに関する包括連携協定を締結した。「マイクログリッド」とは大規模発電所の電力供給に頼らず、コミュニティーでエネルギー供給源と消費施設を持ち地産地消をめざす、小規模なエネルギーネットワークのこと。両自治体は、島全体での脱炭素化に対する意識が高く、カーボンニュートラルに向けた取り組みを積極的に進めている。しかし、現在、島内の主力電源はディーゼル発電機などの内燃力機関であるため温室効果ガス排出量が多く、さらに再エネの導入には系統への連系可能量に限界があるため、脱炭素推進が難しい状況であった。また、島内では台風などに起因する停電が頻繁に発生しており、復旧までに数日を要する場合があることや、海上が荒れると、ディーゼル発電機の燃料である重油の輸送が困難になるなどの課題がある。これらの課題を島全体で解決するために、再エネを主力電源としたマイクログリッド構築などに関する本協定で島全体の脱炭素化、レジリエンス機能の向上などを促進する構想を立て、実現に向けて3者で協力する。なお、導入プラン作成は、経済産業省の「令和3年度 地域共生型再生可能エネルギー等普及促進事業費補助金」に採択されている。

情報源 京セラ(株) ニュースリリース
機関 知名町 和泊町 京セラ(株)
分野 環境総合
キーワード 京セラ | マイクログリッド | ディーゼル発電機 | 脱炭素 | エネルギーの地産地消 | 沖永良部島 | 知名町 | 和泊町 | 主力電源 | 地域共生型再生可能エネルギー等普及促進事業費補助金
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