東邦レオ(株)は、樹木のCO2吸収効果の数値化およびシミュレーションを可能にする評価システムを開発した。同社は、断熱・吸音機能に優れた黒曜石系パーライトの製造・販売・施工を手がけるメーカーとして創業し、1981年に緑化関連事業部が発足したことから、現在、グリーンインフラ技術による都市基盤整備や賑わいの創出などを精力的に手掛けている。樹木が持つ、光合成によるCO2吸収や大気浄化などの都市環境の改善機能については、様々な評価方法があるものの、植物は生き物であるが故に、その効果に対する評価は数値化することが難しく、これまでは定性的・感覚的なものにならざるを得なかったという。今回、個々の樹木における炭素貯蔵、二酸化炭素の吸収(固定)、大気汚染物質の吸着、雨水の流出削減などの都市環境の改善効果について数値化することを可能にし、また、街づくりにおける緑化計画がどのような環境価値を生み出すのかについてシミュレーションできる機能も搭載したWEBシステムをリリースした。多くの自治体が2050年カーボンニュートラルを宣言する中、CO2の削減効果のある樹木を数値管理し、保全していくことで、カーボンオフセット活動に貢献するという。
情報源 |
東邦レオ(株) プレスリリース
|
---|---|
機関 | 東邦レオ(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 東邦レオ | カーボンオフセット | シミュレーション | 自治体 | 数値化 | グリーンインフラ | 2050年カーボンニュートラル | CO2吸収効果 | 黒曜石系パーライト | 都市基盤整備 |
関連ニュース |
|