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 経産省など、「適正な電力取引についての指針」の改定を発表

  公正取引委員会と経済産業省は、「適正な電力取引についての指針」を改訂したと発表した。同省などは、平成11年12月、電力市場における公正かつ有効な競争の観点から、独占禁止法上又は電気事業法上問題となる行為等を明らかにした、同指針を作成・公表し、これまで制度改正等にともなう改定を行ってきた。市場参加者に対する、発電所の稼働状況や稼働見通しに関する公正な情報公開の観点から、市場に影響を及ぼす出力低下の事象が漏れなく開示されるようにするため改定を行ったという。今回の改定は、令和3年9月22日に改定案を公表し、10月21日を期限として、関係各方面から意見を募集し、提出された4件の意見を検討した結果、原案を維持した改訂案を公表したもの。同省などは、電力市場における公正かつ有効な競争を確保するため、同指針を十分に周知し、事業者等による独占禁止法上又は電気事業法上問題となる行為の未然防止等に役立てるとともに、引き続き、両法を適正に運用していくとしている。