経済産業省は、業界団体が設立した「バッテリー先進人材普及ネットワーク(BATON)」を紹介した。BATONは、蓄電池産業戦略(2022年8月31日:蓄電池産業戦略検討官民協議会)に基づく人材育成施策に係る取り組み。電池工業会(BAJ)と電池サプライチェーン協議会(BASC)が事務局を務め、産業界・教育機関・自治体が参画する教育普及体制の構築を目的としている。
蓄電池は、脱炭素社会やデジタル社会の基盤技術として位置づけられており、製造能力の拡充には高度な技能を持つ人材の育成が不可欠である。2022年に策定された「蓄電池産業戦略」では、国内生産能力の強化とともに、教育制度の整備や人材育成の加速が重要課題として示されていた。これを受け、関西エリアでは高校・高専を中心に、産学官連携による教育プログラムのモデルケースが構築されてきた。
BATONでは、これまでのモデルケースを全国および大学へ展開するため、(1)教育普及プログラム普及委員会、(2)大学での教育普及委員会の2部門を設置。経済産業局を含む経済産業省が協力する形で、次世代人材の育成と蓄電池産業の持続的発展を支援する。BATONという名称には「次世代につなぐ」という意味が込められており、ものづくりと人づくりを両輪で進める構想に基づいて命名された。
| 情報源 |
経済産業省 ニュースリリース
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| 機関 | 経済産業省 |
| 分野 |
環境総合 |
| キーワード | 経済産業省 | 産学官連携 | 人材育成 | 脱炭素 | デジタル社会 | 教育プログラム | 教育普及 | 蓄電池産業戦略 | 高専教育 | BATON |
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