川越市は、入間川支川麦生川(むぎゅうかわ)で発生したジクロロメタン基準値超過について公表した。麦生川(古谷樋管)、八幡川(麦生橋)、鴨田農業集落排水処理施設(最終槽)で採水したところ、鴨田農業集落排水処理施設の最終槽より採水した検体から、高濃度のジクロロメタンの検出があり、同処理施設から排出されていることが判明した。同処理施設ではジクロロメタンを使用していないため、発生原因は、ジクロロメタンを含む汚染水が同処理施設に流入する管路等に投棄された可能性が考えらる。今回の経緯としては、12月2日、荒川左岸39.2km付近大久保浄水場取水口で0.011mg/L(環境基準:0.02mg/L)のジクロロメタンが観測され、埼玉県で荒川広域採水調査を行った結果、12月4日川越市の入間川支川麦生川で0.68mg/L(環境基準値の34倍)のジクロロメタンが検出された。荒川上流河川事務所では、ジクロロメタンの流出に備え必要な資機材の確保や人員の配置、連絡体制を構築するとともに、引き続き情報収集を行い、注意体制を継続する。同市では鴨田農業集落排水処理施設からの汚染水排出抑制に取り組むとともに、発生原因など、さらに調査を行うとともに、公共用水域については、引き続き監視を行っていくとしている。なお、水道水に影響はないとしている。
情報源 |
川越市 新着情報
埼玉県 報道発表資料 荒川上流河川事務所 記者発表 |
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機関 | 川越市 埼玉県 荒川上流河川事務所 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 公共用水域 | 埼玉県 | ジクロロメタン | 環境基準値 | 川越市 | 投棄 | 麦生川 | 鴨田農業集落排水処理施設 | 荒川上流河川事務所 |
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