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 神奈川県、来春のスギ花粉飛散量は「やや少ない」と予測

発表日:2021.12.21


  神奈川県自然環境保全センター(厚木市)は、令和4年春のスギ花粉飛散量を予測するため、県内のスギ林30箇所で花粉を飛散させる雄花の着花量調査を実施し、結果をまとめた。同センターは、県内の森林地帯(4地域・30か所)のスギ林において40本のスギを抽出し、双眼鏡(または望遠鏡)を用いて、1本ごとに着花状況を確認し、調査箇所ごとの着花点数として評価している。今回の調査では、スギ林30箇所の着花点数の平均値は37.8点となり、昨年(48.7点)および過去25年間の平均(44.5点)を下回る値となった。また、平成29年からの過去5年間でみると、最低の値であるとのこと。スギは冷夏であると雄花の着花量は少なくなる傾向にある。令和3年の夏は日照時間、気温は平年並みであったが、降水量が平年の2倍以上で雄花の少なくなる気象条件となり、雄花の着花量は少なくなったと推定される。今回の調査結果から、令和4年春の花粉飛散量は、今年(令和3年春)に比べて減少し、例年よりもやや少ないと予測されるという。

情報源 神奈川県 記者発表資料
機関 神奈川県
分野 自然環境
大気環境
キーワード 降水量 | 神奈川県 | 冷夏 | 日照時間 | 雄花 | 厚木市 | スギ花粉飛散量 | スギ林 | 着花量調査 | 双眼鏡
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