釧路自然環境事務所は、令和4年度シマフクロウ標識調査の実施結果を公表した(調査期間:令和4年5月18日~6月17日)。シマフクロウは、北海道の道東を中心に生息している絶滅危惧種であり、国により「シマフクロウ保護増殖事業計画(平成5年11月26日策定)」が策定され保護が図られている。同調査では、保護増殖事業の一環として毎年春に標識調査を行い、個体識別、性別、来歴等の個体情報の収集、繁殖状況の把握等を行っている。今年度の調査を実施した結果、過去最高となる30巣で41羽のヒナに標識を装着した。累積の標識個体数は699羽である。十勝、日高及び上川の各局を合わせた標識数はこれまで10羽を超えたことはなかったが、今年は19羽に標識を装着した。これらの標識調査実施地点には、数十年間にわたり繁殖の報告が途絶えていた地点や初標識となる複数の地点も含まれ、大雪山系と日高山系における個体群の回復が期待されている。
情報源 |
釧路自然環境事務所 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 釧路自然環境事務所 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 北海道 | 絶滅危惧種 | 繁殖 | 標識調査 | シマフクロウ | 保護増殖事業 | 釧路自然環境事務所 | シマフクロウ保護増殖事業計画 | 標識個体数 |
関連ニュース |
|