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 日本で初めて採取されたアンコウの仲間を展示 美ら海水族館

発表日:2022.08.09


  沖縄美ら海水族館(運営:一般財団法人美ら海財団、国頭郡本部町)は、汽水・淡水域にも生息する珍しいカエルアンコウの仲間「Antennarius biocellatus」の展示を開始した。同種は全長20cm近くの大きさになることが知られ、同グループの魚としては珍しく、汽水・淡水域にも進入する。これまで台湾以南の熱帯地域に分布するとされていたが、美ら海水族館や神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市)らの研究グループによって、沖縄島北部と屋久島での生息が確認されていた。同種が国内で記録されるのは初となり、標準和名「ピエロカエルアンコウ」を付し、学術誌に掲載されている。同館に展示される個体は、沖縄島北部河川の河口より採集された個体で、安定した飼育に成功したとのこと。ピエロを連想させる、頭の上にある三角帽子(円錐形の突起)を実際に観察できるという。

情報源 沖縄美ら海水族館 お知らせ
機関 沖縄美ら海水族館
分野 自然環境
キーワード 淡水 | 汽水 | 屋久島 | 展示 | 沖縄美ら海水族館 | 美ら海財団 | カエルアンコウ | 沖縄北部 | ピエロカエルアンコウ | 日本初記録
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