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 美ら海水族館、水族館生まれのマナティー国内最長「飼育記録」を更新中

発表日:2021.11.09


  沖縄美ら海水族館(運営:(一財)美ら海財団)は、飼育する「アメリカマナティー(学名: Trichechus manatus)」のユマが20歳を迎え、国内繁殖個体として最長飼育記録を更新中であることを紹介した。同種は、大西洋地域の河・湖・海に生息する植物食性の哺乳類で、ワシントン条約Ⅰ種に分類されている希少な種。同館では、1990年に国内では初となるマナティーの繁殖に成功。ユマは国内2例目の繁殖成功個体でメキシコ政府から寄贈された母獣「マヤ」の第一仔。2021年10月13日に、出生から20年が経ったことを同館はホームページで公開し、併せて国内最長の飼育記録であることを発表していた。同館では、2021年6月に仔マナティーが誕生しており3例目の繁殖に成功している(国内でマナティーの繁殖に成功しているのは同館だけ)。沖縄美ら島財団は、引き続きアメリカマナティーの飼育や研究を通して、成長に伴う体長や体重、血液値等の貴重なデータを蓄積し、野生マナティーの保全に寄与していきたいという。

情報源 美ら海水族館 PICKUP
機関 美ら海水族館
分野 自然環境
キーワード ワシントン条約 | 沖縄美ら海水族館 | マナティー | 美ら海財団 | アメリカマナティー | 繁殖成功 | 血液値 | 野生マナティー保全
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