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 令和4年度バッテリー交換式EV開発&再エネ活用による実証事業の採択結果を公表 環境省

発表日:2022.09.05


  環境省は、令和4年度バッテリー交換式EV開発及び再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業の採択結果を公表した。2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、CO2排出量の約2割を占める運輸部門において脱炭素化が必要不可欠であるが、電動車両においては航続距離や充電時間等、充電インフラ、価格といった課題を抱えており、導入が困難な状況にある。また、カーボンニュートラルの実現に向けては再生可能エネルギーの利活用が求められるが、調整力となる蓄電機能が高価であり、普及が限定的である。特に地域の防災施設等は非常用電源が不可欠だが、稼働率が低く費用対効果が悪いことが課題である。これを踏まえ、物流とエネルギーの2つのセクターをカップリングすることで、複数の課題を同時に解決し、地域の再生可能エネルギーを最大限に活用した持続可能かつ地域貢献型の脱炭素型交通・物流モデルを構築することを目的として、同省はバッテリー交換式EVの開発及び実証に取り組む企業等を令和4年6月14日から7月13日までの期間募集した。応募のあった2件について、審査を行った結果、「太陽光充電する標準化電池を用いたバッテリー交換式 EV と電池2次利用システムの開発(株式会社ACR)」が選定されたという。なお、同実証事業の2次公募は行わない。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 環境総合
キーワード 太陽光発電 | 充電インフラ | 非常用電源 | 再エネ | 2050年カーボンニュートラル | バッテリー交換式EV | セクターカップリング | 太陽光充電 | ACR | 電池2次利用システム
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