令和4年度に地方自治体等が実施したゴルフ場排出水等の水質調査の結果が公表され、ゴルフ場で使用される農薬について等の最新データが明らかとなった。環境省は、ゴルフ場における農薬使用の適正化を推進し、水質汚濁の防止を図る観点から、水濁指針値、生態系保全の観点から水産指針値を定めている。また、令和2年3月に「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止及び水域の生活環境動植物の被害防止に係る指導指針」が策定されている。令和4年度は、全国のゴルフ場1,904か所を対象に、34,999検体の分析が行われた結果、ゴルフ場の排水口調査で、水濁指針値を超過した事例はなかったが、水産指針値を超過した事例が8件あった。このため同省では、都道府県に、ゴルフ場関係者への農薬の使用に関する注意喚起を改めて実施するよう求めるとともに、令和4年度より改善しているものの、分析の定量下限値が指針値を上回っているため、指針値を超過しているかどうかが不明な事例について、定量下限値に留意した分析を求めるとしている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 水質汚濁 | 農薬 | ゴルフ場 | 生態系保全 | 水濁指針値 | 水産指針値 |
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