環境省中部地方環境事務所は、愛知県西部の庄内川、新川、日光川の3河川が合流する河口部、伊勢湾最奥部に位置する国指定藤前干潟鳥獣保護区内における 不法投棄ごみ等の撤去を実施する(撤去作業実施日:令和5年11月13日)。国指定藤前干潟鳥獣保護区内にごみが集積している状況は、野生生物の生態系への悪影響や、生活環境上の水質悪化や悪臭発生等が懸念される。平成22年10月に生物多様性条約第10回締約国会議が名古屋市で開催されたことを契機として、会議開催地としてふさわしい環境づくり推進のため、平成22年と平成26年から令和元年に不法投棄ごみの撤去活動を行った。また、世界的に関心が高まっているプラスチックごみ問題は、令和5年4月の「G7気候・エネルギー・環境大臣会合」でプラスチック汚染ゼロの目標時期を2040年に10年前倒しすることや、「政府間交渉委員会」で、2024年末までに国際条約の策定作業終了を目指した議論が進められている。同事務所は、(一社)愛知県産業資源循環協会の協力により、愛知県、名古屋市と連携し、身近にある貴重な自然である国指定藤前干潟鳥獣保護区の不法投棄ごみや漂流・漂着ゴミの撤去活動を実施している。これは、国指定藤前干潟鳥獣保護区の資源を活かして、SDGsを地域で達成していくために重要な取組となるという。
情報源 |
中部地方環境事務所 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 中部地方環境事務所 |
分野 |
ごみ・リサイクル 自然環境 |
キーワード | 生態系 | 名古屋市 | 愛知県 | 漂流ごみ | 漂着ごみ | 中部地方環境事務所 | 庄内川 | 不法投棄ごみ | 愛知県産業資源循環協会 | 藤前干潟鳥獣保護区 |
関連ニュース |
|