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 ブルーカーボン生態系に注目し水産庁「藻場・干潟ビジョン」を改訂

発表日:2023.12.08


  水産庁は、「藻場・干潟ビジョン」を改訂した。「藻場・干潟ビジョン」は、実効性のある効率的な藻場・干潟の保全・創造対策推進のため、地方公共団体等が各地域の特性を織り込んだ「各海域の藻場・干潟ビジョン」を策定する際の基本的な指針として平成28年に策定されている。その後、藻場・干潟の保全活動に取り組む漁業者等の高齢化、担い手不足や、ブルーカーボン生態系としての藻場・干潟の重要性や保全活動への社会的な関心の高まり等を踏まえ、各海域の持続可能な保全体制構築と、カーボンニュートラル貢献のため見直しを図った。水産政策審議会漁港漁場整備分科会と、学識経験者等の意見を踏まえ改訂された第2版では、藻場・干潟の機能について、藻場・干潟の二酸化炭素の吸収源としての機能の重要性を明記。海水温上昇を踏まえた海藻種の選定、広域的なモニタリング技術を導入するなど、新たな知見を導入。ボランティア、教育機関、民間企業等との連携等、多様な主体の参画を促進する取組の推進。カーボンクレジット制度等の活用等による、カーボンニュートラルへの貢献を評価・発信、社会的な関心の高まりを捉えた民間企業等との連携を示した。

情報源 水産庁 プレスリリース
機関 水産庁
分野 自然環境
水・土壌環境
キーワード 生物多様性 | 藻場 | カーボンニュートラル | 干潟 | 海水温上昇 | ブルーカーボン生態系 | 藻場・干潟ビジョン | 二酸化炭素吸収源 | カーボンクレジット制度
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