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 東京都、ATJプロセスを介したSAF製造を視野に

発表日:2024.06.06


  東京都は、一般廃棄物から持続可能な航空燃料(SAF)を製造するためのFS調査を行う事業提案を2件採択した。今回の採択事業者は積水化学工業と日立造船である。積水化学工業の調査内容は、廃棄物由来の合成ガスを微生物のガス発酵によってエタノールに変換し、その後ATJ技術を用いてSAFを製造するというものである。一方、日立造船は廃棄物から糖化発酵によりエタノールを生成し、同じくATJ技術を用いてSAFを製造する計画である。ATJ技術(Alcohol to Jet技術)は、エタノールを原料にSAFを製造する方法であり、既にSAFの国際規格である「ASTM D7566 Annex5」として認証されている。今後、東京都は事業者と協定を締結し、東京二十三区清掃一部事務組合と共に事業者の調査に協力していく予定である。事業実施期間は協定締結の日から令和7年3月31日までとされている。これにより、持続可能な航空燃料の実現が期待される。

情報源 東京都 報道発表資料
機関 東京都
分野 環境総合
キーワード 東京都 | 持続可能 | 一般廃棄物 | 積水化学工業 | 日立造船 | エタノール | FS調査 | 航空燃料 | ATJ技術 | 協定締結
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