東京大学と北海道大学は、森林等の自然資本を中心としたグリーントランスフォーメーション(GX)の推進に向けた連携協定を締結した。この協定は、両大学が保有する日本最大規模の森林を活用し、カーボンニュートラル、ネイチャーポジティブ、サーキュラーエコノミーなどの普遍的課題に取り組むことを目的としている。東京大学は、2021年9月に公表した基本方針「UTokyo Compass」のもとで、2050年度までのカーボンニュートラル達成を目指している。一方、北海道大学は、2023年7月に策定した中期的ビジョン「HU VISION 2030」に基づき、持続可能なWell-being社会の実現に向けた取り組みを進めている。GX推進に向けた学術研究の推進が図られ、研究成果の社会実装や両大学の活発な取り組みが期待される。