(株)明電舎は、下水・排水処理用セラミック平膜を開発し、膜処理事業へ参入すると発表した。今日、世界の人口増加等に伴い、地球全体で水の需要が急速に高まりつつあり、水資源の有効利用や下水の再生(再利用)が注目されている。こうした中、同社では、従来の上水道、下水道設備向電気設備に加え、新規分野への取り組みとしてセラミック製の平膜を開発。今後、販売に向けて検証を進めていくという。セラミック平膜は、従来の有機膜に比べて、単位面積当たりのろ過液の透過量が多く(高フラックス)、安定ろ過と省エネルギーを実現できる。また、高耐久性、耐薬品性、長寿命も特長であり、メンテナンスも容易という。同社は今回、開発及び検証の一環として、シンガポール公益事業庁(PUB)と水処理技術の共同開発に関する覚書(MOU)を締結。今後、パイロットスケールでの実証試験を行い、下水・排水処理関連技術・製品の早期実用化を目指すという。
情報源 |
(株)明電舎 ニュースリリース(PDF)
|
---|---|
機関 | (株)明電舎 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 水処理膜 | 下水処理 | 省エネルギー | 実証 | 排水処理 | 覚書 | 再生水 | 明電舎 | セラミック平膜 | シンガポール公益事業庁 |
関連ニュース |
|