国土交通省国土技術政策総合研究所は、高知県の須崎市終末処理場に水量変動追従型の水処理実証施設を整備し、稼働を開始すると発表した。同省は、下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)において、官民学の連携により、高濃度汚泥を保持し保水性を有するスポンジ(DHS)を用いた生物処理システムの研究を進めている。今回の施設は、「DHSろ床」と「生物膜ろ過槽」を組み合わせることで、DHSを充填した装置の上部から下水を散水し生物処理を行うシステムで、三機工業(株)・東北大学・香川高等専門学校・高知工業高等専門学校・日本下水道事業団・須崎市が共同で、ライフサイクルコスト削減効果、省エネルギー効果、処理性能等の実証を遂行する。今回の実証を通じて、下水処理場のダウンサイジングが可能となり、ひいては施設更新・運転時の低コスト・省エネ化を図ることができれば、人口減少に伴う下水処理量の減少に対しても、下水処理事業の経営悪化を回避できるという。
情報源 |
国土交通省国土技術政策総合研究所 記者発表資料(PDF)
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機関 | 国土交通省 国土交通省国土技術政策総合研究所 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 下水処理 | 省エネルギー | 生物処理 | 国土交通省 | 実証 | 低コスト | 国土技術政策総合研究所 | B-DASH | 須崎市 | DHS |
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