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 三菱レイヨン(株)、省エネ・省スペース性能を向上させた下排水処理用中空糸膜フィルターを開発

発表日:2012.07.04


  三菱レイヨン(株)は、省エネ・省スペース性能を向上させた下排水処理用中空糸膜フィルターの新製品を開発したと発表した。下排水処理に使用される膜分離活性汚泥法(MBR)は、沈殿槽が必要な標準活性汚泥法と比較して省スペースやメンテナンス性、再利用が可能な高度な処理水が得られることから、近年、各国の下排水処理設備の多くに採用されている。一方、MBRのライフ・サイクル・コストが重視されるようになり、特にエネルギー消費量の低減が求められている。今回開発した製品は、膜外径を細径化し、エレメント内の膜フィルターの集積度を向上させ、処理設備のコンパクト化を実現したもの。2012年1月からシンガポール公益事業庁(PUB)との共同研究により、シンガポールの下水処理場で実証試験を実施。その結果、MBRシステムとして、単位処理水量あたりのエネルギー消費量を従来製品と比較して30%削減できるという。

情報源 三菱レイヨン(株) ニュース
機関 三菱レイヨン(株)(現:三菱ケミカル(株))
分野 水・土壌環境
キーワード 水処理膜 | 下水処理 | 三菱レイヨン | 膜分離活性汚泥法 | 排水処理 | 中空糸膜 | MBR | PUB | シンガポール公益事業庁 | フィルター
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