新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、サウジアラビア海水淡水化公社(SWCC)と共同で、省エネルギー型の海水淡水化技術の実証事業を実施することに合意し、2017年12月11日に基本協定書(MOU)を締結したと発表した。サウジアラビアは、降雨量が少ないため淡水資源が乏しく、都市部に供給する水の大部分を海水淡水化に依存しているなど、国土の慢性的な水不足が問題となっている。今回の事業は、日本国内で確立した省エネルギー型の海水淡水化システムを活用し、サウジアラビアのウムルジにおいて、従来型の逆浸透膜(RO膜)を用いた方法に比べ約2割の省エネルギー化と建設コストの低減が可能な海水淡水化システムの優位性を実証する。今後、実証設備の建設と運転を行い、商用化に必要なデータを取得するとともに、ビジネスモデルについても検討を進め、同国および周辺国への普及展開を目指すという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 省エネルギー | RO膜 | 海水淡水化 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 実証 | 水資源 | サウジアラビア |
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