(株)日立製作所は、ポーランドの建設会社であるエネルゴモンタージュポルノック社(EMP社)と共同で、同国ワルシャワ近郊で運転中のシェキエルキ熱併給発電所向けに、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を除去する脱硝装置を受注したと発表した。欧州では、2016年1月より、火力発電所から排出される窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)の規制強化が決定しており、欧州各国の電力会社は脱硝・脱硫装置を追加設置するなどの対策を進めている。こうした中、同社は、独自開発した脱硝触媒の優れた性能に加え、ポーランドにおける脱硫装置の実績が評価され、今回初めて同国の電力会社(バッテンフォールヒートポーランド社)から脱硝装置を受注した。今後、2012年以降、同発電所の10、11、14、15号機に順次納入される予定であり、同社の子会社であるバブコック日立(株)が、脱硝装置の設計、主要機器の製作・納入、プロジェクトマネジメント、試運転を担当し、EMP社が土木建築や据付工事、一部の機器製作を行うという。
情報源 |
(株)日立製作所 ニュースリリース
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機関 | (株)日立製作所 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 排煙脱硫技術 | 排煙脱硝技術 | NOx | SOx | 日立製作所 | ポーランド | 環境規制 | 火力発電所 |
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