大阪府は、平成20年度の環境の状況並びに環境の保全等に関して講じた施策のとりまとめを公表した。これは、平成20年度における環境の状況と、「大阪21世紀の環境総合計画」に掲げた長期目標の実現に向けて、大阪府が豊かな環境の保全及び創造に関して、平成20年度において講じた施策をとりまとめ、府議会に報告するもの。これによると、平成20年度の環境の状況は、大気中の二酸化硫黄、一酸化炭素、浮遊粒子状物質、二酸化窒素の環境保全目標(環境基準)の達成率も初めて100%となったが、河川の汚濁指標であるBODは、改善の傾向にあるものの、環境保全目標を達成できていない地域が残っているという。また、同年度に講じた施策は、自動車NOx・PM法の排出基準を満たさないトラック・バス等の流入車対策や河川の水質管理と健全な水循環の構築に向けた取組み等を進めたことや、地球温暖化・ヒートアイランド対策として特に優れた取組みを行った事業者の表彰などが挙げられている。