篠田プラズマ(株)は、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「エネルギー使用合理化技術戦略的開発(実用化開発フェーズ)」に採択され、同機構と共同研究契約を締結した。研究テーマは「省エネルギー超薄型大画面フィルム型自発光表示装置の研究開発」で、同社で開発中のプラズマチューブアレイ(PTA)表示装置について、動作時および製造時の消費電力を削減する総合的な省エネ技術を開発する。PTAは、超薄型軽量・超大画面のフィルム型ディスプレイを実現すると同時に、既存方式に比べて省エネルギーで、小さな工場でも製造可能という特長を持つ。同社では、今後の開発目標として、2009年度末までに単位画面サイズあたりの最大定格電力150W/平米、年間消費電力150kWh/平米の実現、また製造エネルギーとして50kWh/平米(同社比1/4)の実現を目指す。