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 三菱重工業(株)、船舶用エンジンの排ガスで発電するハイブリッド過給機を開発

発表日:2010.08.23


  三菱重工業(株)は、船舶用ディーゼルエンジンの排熱回収システムの一つとして、エンジンの過給機に発電機を内蔵したハイブリッド過給機を開発したと発表した。エンジンの排ガスを、過給機コンプレッサの駆動だけでなく発電にも活かすことで、航海中に必要なすべての電力を供給することができ、燃料消費量とCO2排出量の削減に貢献する。また、発電機を過給機に内蔵したことで省スペースとなり、既設過給機からの置換え需要にも対応できるという。同製品は、日本郵船(株)、ユニバーサル造船(株)、日立造船(株)の協力により製品化したもので、発電機の最大発電出力は754kW(毎分9,500回転時)。さらに発電機を電動機として作動させて過給機を加勢し、補助ブロワの代用として利用できるメリットがある。今後、2011年に就航する大型ばら積み運搬船に搭載し、世界で初めて実証試験を行う予定。

情報源 三菱重工業(株) ニュースリリース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 船舶 | 三菱重工業 | 日本郵船 | 発電 | ディーゼル | 排熱回収 | 過給機 | 日立造船 | ユニバーサル造船
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