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 三菱重工業(株)、舶用排熱回収システムの新システム初号機を完成

発表日:2010.03.30


  三菱重工業(株)は、船舶エンジンの排ガスを使って高効率発電を実現する、舶用排熱回収システムの新システム初号機を完成したと発表した。同新システムは、排ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせ、独自の制御技術で排ガスエネルギーを効果的に回収することで、発電量を増やするもの。これにより、船舶の燃料コストを10%低減し、地球温暖化防止にも貢献するという。同新システムは、既に現在38台を受注済みで、商談も活発化しており、特に電力消費が大きい冷凍・冷蔵コンテナを運ぶコンテナ船向けの受注・引き合いが多くなっている。今回完成した初号機も、韓国・大宇造船所で建造中のコンテナ船に搭載され、デンマークを代表する海運会社のA.P.Moller-Maersk社に納入されるという。搭載コンテナ船は2011年から順次引き渡される予定で、同社では今後も新造船への普及をはかっていくという。

情報源 三菱重工業(株) ニュース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード 船舶 | 地球温暖化 | 三菱重工業 | 発電 | タービン | 排熱回収 | 排ガス | コンテナ船 | 蒸気
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