国土交通省は、「船舶からのCO2削減技術開発支援事業」に関する平成23年度の対象案件の評価を公表した。同省海事局では、海事分野における技術革新に関する検討を行うマリンイノベーション検討会の下に、マリンイノベーション検討会評価部会を設置し、「船舶からのCO2削減技術開発支援事業」について評価を行っている。今回、同事業の平成23年度の対象案件22件(船体の抵抗低減技術、プロペラやディーゼルの効率向上、ハイブリッド化等)について、平成24年3月28日に開催された同部会で評価を実施した。その結果、平成23年度継続事業(12件)については、全て当初の計画通りに事業が進捗していると認められるとともに、平成24年度以降も引き続き実施することが適切であるとの評価がなされた。また、平成23年度終了事業(10件)については、当初の計画通り事業が終了し、その成果も適切であるとの評価がなされた。同省海事局では、今回の評価結果を踏まえて、継続案件の12件については、引き続き平成24年度の補助対象事業(補助率1/3)として実施していくという。