環境省は、「温室効果ガス排出削減・吸収クレジット創出支援事業」の採択結果及び第5次公募の開始について発表した。この事業は、中小企業や農林業等における新たな排出削減・吸収分野の開拓や、同省のオフセット・クレジット(J-VER)制度を活用した地域おこしを進めるため、J-VER等の創出に対し、設備投資等への補助を実施するもの。補助の対象となるのは、1)J-VER等を活用した地域おこし事業、2)新規排出削減・吸収分野開拓事業、の2項目となっている。今回、平成22年7月21日から8月13日までに応募があった提案内容について審査した結果、(有)未来彩園によるトマト栽培用のビニールハウスの保温を化石燃料ボイラーから木質バイオマスボイラーに代替することで、CO2排出を削減する事業など、計7事業が採択された。なお、5次公募の公募締切は、平成22年9月16日(金)となっている。