環境省は、「温室効果ガス排出削減・吸収クレジット創出支援事業」の採択結果(第7次)を公表した。この事業は、中小企業や農林業等における新たな排出削減・吸収分野の開拓や、同省のオフセット・クレジット(J-VER)制度を活用した地域おこしを進めるため、J-VER等の創出に対し、設備投資等への補助を実施するもの。補助の対象となるのは、1)J-VER等を活用した地域おこし事業、2)新規排出削減・吸収分野開拓事業、の2項目となっている。今回の第7次では、オフセット・クレジット(J-VER)等を活用した地域おこし事業のみを平成22年11月5日から11月30日まで募集した。応募があった提案内容について審査した結果、オリックス(株)と中央物産(株)による、既存の蛍光灯を高効率反射板及び人感センサー付の高効率Hf蛍光灯に替えることで、電力消費量及びCO2排出量を削減する事業、1件が採択された。なお、同事業は、今後の公募は行わない。