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 (株)富士経済、世界の太陽電池関連市場の調査を実施

発表日:2010.09.09


  (株)富士経済は、世界の太陽電池関連市場の調査を実施し、その結果を報告書「2010年版 太陽電池関連技術・市場の現状と将来展望 上巻:太陽電池・部材/原料市場編」にまとめた。同報告書によると、現在主流の「結晶シリコン太陽電池」において、原材料であるポリシリコンの価格の下落により、製造コストが大幅に低下した結果、薄膜系などの各種太陽電池との競争が激化し、全体的に太陽電池価格が低下して需要を促進しているという。また、現在の主な需要国(ドイツ・イタリア・日本・アメリカ・チェコ)での需要拡大に加え、中国やインドが太陽光発電システムの導入量増加に向けて動き始めており、アフリカや南米、中東など、日照条件が良好で太陽光発電に適した地域も残っているとし、これらの国々では、火力発電から再生可能エネルギーである太陽光発電への代替ポテンシャルが高いことや、将来的なエネルギー需要の大幅増加が見込まれることなどから、太陽電池市場の中長期的な成長余地は大きく、2025年には、世界全体で8兆9,978億円(2009年の5.4倍)と予測されるという。

情報源 (株)富士経済 プレスリリース(PDF)
機関 (株)富士経済
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 太陽電池 | 富士経済 | 薄膜系 | 市場調査 | シリコン | エネルギー需要 | 結晶系 | 原料
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