大阪府は、平成22年度(4月~10月)における光化学スモッグの発令状況等を公表した。同府では、光化学スモッグによる被害を未然に防止するため、光化学オキシダントの濃度が発令基準以上になった場合に光化学スモッグ注意報等を発令している。今回、予報(0.08ppm以上)を17回、注意報(0.12ppm以上)を12回発令し、前年度より予報は2回増加し、注意報は1回減少した。また、光化学スモッグによると思われる健康被害の届出者は1人であり、被害の訴えは平成17年以来5年ぶりであった。同府では、光化学オキシダント濃度が依然として環境基準を達成しておらず、時間値が基準値0.06ppmを超えた日数は昭和50年代後半から増加傾向にある。そのため、光化学スモッグの原因とされる窒素酸化物や揮発性有機化合物(VOC)について、自動車及び工場等に対する各種の削減対策を行うとともに、注意報等の発令時には、府関係機関等への周知と、工場・事業場に対する汚染物質排出削減の要請等の措置を行っている。
情報源 |
大阪府 平成22年度大阪府における光化学スモッグ発生の現況とその対策
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機関 | 大阪府 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | 窒素酸化物 | 大気汚染 | 大阪府 | VOC | 揮発性有機化合物 | 光化学スモッグ | 光化学オキシダント | 注意報 |
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