環境省は、平成22年度の臭素系ダイオキシン類排出実態等調査結果を公表した。臭素系ダイオキシン類とは、塩素化ダイオキシン類(PCDDs又はPCDFs)の塩素が1つ以上臭素に置換したもので、同省は、ダイオキシン類対策特別措置法に基づいて、平成14年度より、その排出実態等調査を継続的に実施している。今回、平成22年度は、石灰石、粘土、珪石及び酸化鉄原料を主原料とし、また近年廃棄物を原料、熱エネルギー源として利用しているセメント製造施設を対象に、臭素系ダイオキシン類の排出実態等の調査を行った。調査の結果、排出ガス及び排出水から、過去調査の他施設に比べて低い濃度のPBDDs/PBDFが検出された。また、環境大気、降下ばいじん、公共用水域水質及び底質中のPBDDs/PBDFs濃度は、過去調査の他施設の周辺環境と同程度又は低い濃度レベルであった。同省では今後も、臭素系ダイオキシン類の毒性評価に関する国際動向を踏まえつつ、引き続き、知見の収集に努めていくという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 水・土壌環境 |
キーワード | ダイオキシン | 環境省 | 公共用水域 | 底質 | 排出ガス | 排水 | 臭素系 | ばいじん | アルミニウム | 塩素系 |
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