厚生労働省は、福島県産及び茨城県産食品からの放射性物質の検出について発表した。今回、福島県では、平成23年3月16日から18日までに福島県川俣町の原乳を対象に放射性物質の測定を実施。その結果、食品衛生法上の暫定規制値(300Bq(ベクレル)/kg)を超える放射性ヨウ素が検出された。この結果を受け、同省は、福島県の衛生部局に対し、関係情報を調査するとともに、販売の禁止等必要な措置を講ずるよう依頼を行った。一方、茨城県では、同年3月18日に茨城県内7箇所の露地栽培による農産物を対象に、放射性物質の測定を実施。その結果、ホウレンソウについて、6箇所(高萩市、日立市、常陸太田市、大子町、東海村、ひたちなか市)で、食品衛生法上の暫定規制値(2,000Bq/kg)を超える放射性ヨウ素を検出するとともに、高萩市では放射性セシウムの暫定規制値(500Bq/kg)も超過した。この検査結果を受け、茨城県では、この時期のホウレンソウはハウス栽培が主体で、露地ものはあまり出回っていない状況にあるものの、念のため、市町村及び農業協同組合に対し、安全が確認されるまでホウレンソウの出荷・販売の自粛を要請した。
情報源 |
厚生労働省 報道発表資料
福島県 原乳の出荷自粛について(H23.3.19) 茨城県 福島第一原子力発電所事故に伴う県内農産物への影響について |
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機関 | 厚生労働省 福島県 茨城県 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 食品 | 健康影響 | 食品衛生法 | 福島県 | 茨城県 | 放射性物質 | 放射性ヨウ素 | ベクレル | 放射性セシウム |
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