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 文部科学省、防衛省航空機による大気中の放出放射性物質の放射能濃度の測定結果を公表

発表日:2011.03.25


  文部科学省は、防衛省航空機による大気中の放出放射性物質の放射能濃度の測定結果を公表した。これは、福島第一及び第二原子力発電所から空中に放出される放射性物質の拡散状況について、垂直的高度も含め、三次元的に確認するため、防衛省の航空機に空気中の塵埃測定器を搭載し、我が国上空の塵埃に含まれた放射性物質の核種及び放射能濃度を高度別に測定したもの。今回、2011年3月24日に、茨城(百里)~新潟と、福島沖上空の放射能濃度の測定を試験的に実施した。その結果、百里~新潟(高度約3000m)では、放射性ヨウ素(I-131)が0.039Bq(ベクレル)/m3、放射性セシウム(Cs-137)が0.0019 Bq/m3であった。一方、福島沖(高度約1500~3000m)では、放射性ヨウ素(I-131)が0.46Bq(ベクレル)/m3、放射性セシウム(Cs-137)が0.017 Bq/m3であった。

情報源 文部科学省 防衛省航空機による大気中の放出放射性物質の放射能濃度のモニタリングの測定結果
機関 文部科学省
分野 健康・化学物質
大気環境
キーワード モニタリング | 大気 | 文部科学省 | 航空機 | 放射性物質 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | 防衛省 | 放射線 | 核種
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