九州大学は、農学研究院の白畑實隆教授らの研究グループが、市販アルカリイオン整水器の放射性物質除去能力を初めて明らかにしたと発表した。平成23年3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質や放射線量への関心が高まっている。今回、研究グループでは、有害物質除去用マイクロカーボンカートリッジ及び電気分解ユニットを装備した家庭用のアルカリイオン整水器により、水道水中に存在する放射性セシウム及び放射性ヨウ素イオンを効率良く除去できることを、初めて明らかにした。また、電気分解ユニットによって生成する、アルカリイオン水に含まれる水素分子やミネラルナノ粒子の活性酸素種消去作用により、放射性核種の体内への取り込みによって起こる内部被爆からの防護も期待できる。試験されたアルカリイオン整水器は放射性核種に汚染された水道水及び食品に対して各家庭で利用できる放射線障害防護機器として有用であると考えられるという。
情報源 |
九州大学 プレスリリース(PDF:397KB)
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機関 | 九州大学 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 九州大学 | 有害物質 | 水道水 | 除去 | 放射性物質 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | 核種 | 整水器 |
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