国内ニュース


 JFEエンジニアリング(株)、タワー集光型太陽光発電システムを開発

発表日:2011.08.04


  JFEエンジニアリング(株)は、タワー集光型太陽光発電システムを、三鷹光器(株)及び(財)エネルギー総合工学研究所と共同開発したと発表した。同システムは、ヘリオスタット(太陽追尾式ミラー)を用いて、太陽光を高さ20mのタワー上部に設置したレシーバー(二次集光機能付き多接合型太陽電池セル)に集光し、直接発電するもの。30基のヘリオスタットで行った実証試験では、集光倍率700倍、太陽電池モジュール1基で、最大26%の発電端効率を実現した。これは、従来型の太陽光発電システムと比較すると、発電端効率は2倍以上、セルの単位面積当り約1,400倍の発電量となる。同社は、今後、ヘリオスタットや太陽電池モジュールを増強し、1,000倍の集光、および発電量拡大に向けた実証試験を継続し、2013年度中の商用化を目指すという。なお、同開発は、環境省の平成22年度地球温暖化対策技術開発等事業において、「集光型太陽光発電に関する技術開発」として採択されている。

情報源 JFEエンジニアリング(株) ニュースリリース
機関 JFEエンジニアリング(株) 三鷹光器(株) (財)エネルギー総合工学研究所
分野 地球環境
キーワード 地球温暖化 | 環境省 | 太陽電池 | 技術開発 | JFEエンジニアリング | 集光型 | モジュール | 三鷹光器 | エネルギー総合工学研究所 | 発電端効率
関連ニュース

関連する環境技術