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 岡山県、平成22年度有害化学物質環境調査等の結果を公表

発表日:2011.08.24


  岡山県は、平成22年度の有害化学物質環境調査等の結果を公表した。この調査は、環境中におけるダイオキシン類等の有害化学物質の実態等を把握するため、ダイオキシン類対策特別措置法・大気汚染防止法に基づき、継続的に実施しているもの。平成22年度の結果は以下の通りであった。1)ダイオキシン類環境測定調査では、環境大気、公共用水域(水質・底質)、地下水、土壌について、のべ97地点で測定した結果、全地点で環境基準を達成した。2)ダイオキシン類の事業者による自主測定では、排出ガス1施設が基準を超過していた。3)有害大気汚染物質については、3地点で19物質の環境調査を実施。環境基準があるベンゼン等4物質、指針が設定されているアクリロニトリル等8物質については、環境基準を達成・指針値に適合した。4)化学物質環境モニタリング調査では、残留性が高い化学物質の環境中の存在状況を把握するため、県独自の取組みとして公共用水域の水質11地点、底質6地点で農薬類や合成樹脂原料など25物質群の調査を実施。水質から10物質群、底質から21物質群が検出されたが、環境省等が実施している全国調査結果の範囲内であった。5)酸性雨については、2地点で調査を実施し、例年と比べ大きな変化はなかった。同県では、今後も引き続き、環境の調査を行い実態の把握に努めるとともに、環境基準の超過など異常があった場合は、必要に応じて緊急的な調査を行い、原因究明等に努めるという。

情報源 岡山県 報道発表資料
岡山県 平成22年度有害化学物質環境調査等の結果について
機関 岡山県
分野 健康・化学物質
大気環境
水・土壌環境
キーワード ダイオキシン | 酸性雨 | 大気 | 水質 | 公共用水域 | 地下水 | 底質 | 土壌 | 岡山県 | 有害大気汚染物質
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