環境省は、平成23年度環境技術実証事業 VOC(揮発性有機化合物)簡易測定技術分野における実証機関として(公社)日本環境技術協会を選定し、同実証機関において実証対象技術の募集が開始されると発表した(募集期間:平成23年10月24日(月)~11月21日(月)17時)。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。今回対象とする技術は、VOC測定において、操作・管理の容易性や定量の迅速化などの特徴をもち、VOC取扱い事業所における工程管理、機器管理、VOC処理装置管理、作業環境管理等、VOC排出削減の自主的取組みに有用な技術。特に、1)VOCに関して複数成分を同時に測定できる技術であること、2)操作・管理等が簡便であること、3)製品化されていること、という条件が求められている。なお、VOC簡易測定技術分野は、平成23年度から実証試験に係る費用等(実証委員会の運営費用等は除く)を実証申請者が負担する手数料徴収体制に移行している。