(株)ブリヂストンは、国内16工場の周辺環境を調査し、地域の生態系ネットワーク構築への貢献を定量評価する生物多様性ポテンシャル評価を実施したと発表した。同社は、生物多様性の保全に関する取り組み姿勢を明確にした上で、これまでも積極的に生態系の保全や研究、教育活動を実施・支援してきた。今回の評価は、今後の取り組みを更に充実させるために、活動領域の拡大に向けた方向性を明確にすることを目的として、同社の土地利用が周辺生態系へ及ぼしている影響の現状把握や、生物多様性保全の定量評価の活用方法の検討などを主眼に実施した。その結果、1)各工場における生物多様性ポテンシャルのレベルの他、工場とエコロジカル・ネットワークを形成する可能性のある緑地や河川、保全していく対象となる希少種やシンボル種等、2)自然豊かな地域に立地し、周辺の生物多様性のポテンシャルが高い工場では、地域全体のエコロジカル・ネットワークの形成に貢献することができるため、近隣地域と連携した生物多様性保全活動がより有効であること、3)都市に立地して周辺地域に比べ敷地内のポテンシャルが高い工場では、生物種が多く集まってくる可能性が高いため、敷地内の植生改善による生物多様性の保全がより有効であること、を明らかにした。同社は、今回の調査結果を活用し、事業所と周辺地域との生態系ネットワークの構築などの取り組みを進めることで、一層の生物多様性の保全に貢献していくという。
情報源 |
(株)ブリヂストン ニュースリリース
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機関 | (株)ブリヂストン |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 生態系 | ブリヂストン | 希少種 | 植生 | 生態系ネットワーク | ポテンシャル | 周辺環境 | シンボル種 |
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