(一財)日本気象協会は、2012年春の花粉飛散予測(第3報)を発表した。同協会では、1987年より花粉飛散予測と情報提供を行っている。今回の予測は、最新の長期予報や花芽調査などのデータを基に前回予測(第2報)を修正したもの。これによると、2012年春のスギ花粉は、2月中旬に四国・東海・関東地方から飛び始め、例年の飛散開始時期に比べると、同じか遅いと見られている。また、2012年春のスギ・ヒノキ・シラカバの花粉の飛散量は、ほとんどの地域で例年並か例年よりやや少ないが、中国・北陸・東北地方では例年より多い所がある見込み。花粉の飛散量が多かった2011年の春に比べて、30~70%の所が多い見込みという。なお、今回の予測は、今後の気象条件や花芽調査などによって、内容が修正されることもあり得る。