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環境省、被災地における第2次土壌環境モニタリング調査結果（第1報）を公表
発表日：2012.02.17
環境省は、東日本大震災の被災地における第2次土壌環境のモニタリング調査結果を公表した。この調査は、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県において、東日本大震災に伴う津波に被災した地域など175地点で、土壌汚染対策法に定める特定有害物質等の土壌環境モニタリング調査（第2次）を実施したもの（調査日：平成23年12月27日～平成24年1月18日）。今回、調査項目の一部について分析が終了したため、第１報として、以下の結果を公表した。1)青森県：全16地点中、計3地点で土壌溶出量基準値を上回る値が確認された。2)岩手県：全34地点中、計5地点で土壌溶出量基準値を上回る値が確認された。3)宮城県：全72地点中、計30地点で土壌溶出量基準値を上回る値が確認された。4)福島県：全31地点中、計6地点で土壌溶出量基準値を上回る値が確認された。5)茨城県：全11地点で、土壌溶出量基準を下回った。6）千葉県：全11地点中、計3地点で土壌溶出量基準値を上回る値が確認された。なお、鉛については、青森県と福島県の各1地点で土壌含有量基準値を上回る値が確認された。同省では、各県等に測定結果を提供するとともに、土壌溶出量基準を上回った地点については、近隣における飲用井戸の有無を調査するとともに、飲用井戸が確認された地点については、関係自治体において井戸の所有者に対し飲用指導等を行った。今後、追加調査を行い、対応を検討していく予定という。
