環境省は、東日本大震災の被災地における土壌環境のモニタリング調査結果を公表した。この調査は、東日本大震災に伴う津波や火災の被災地(岩手県、宮城県及び福島県)において、県・市から要望を受けた公有地を中心に、土壌汚染対策法上の特定有害物質及びダイオキシン類に係る土壌環境モニタリング調査を78地点で実施したもの(採取日:平成23年6月16日~7月6日)。今回、測定結果について有識者から意見を伺い、以下の結果を公表した。1)岩手県:全16地点中、計5地点で土壌溶出量基準値を上回る値が確認された(複数の項目で基準値を上回った地点あり)。2)宮城県:全49地点中、計8地点で土壌溶出量基準値を上回る値が確認された(複数の項目で基準値を上回った地点あり)。3)福島県:全13地点中、計7地点で土壌溶出量基準値を上回る値が確認された(複数の項目で基準値を上回った地点あり)。なお、3県の全地点において、土壌含有量基準値を上回る値は確認されなかった。同省では、上記3県等の関係機関に測定結果を提供するとともに、土壌溶出量基準を上回った地点については、近隣における井戸の使用状況を調査し、現在飲用に利用されていないことを確認した。今後、追加調査を実施する等、必要に応じて関係機関と協力し、対応していく予定という。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | モニタリング | ダイオキシン | 環境省 | 有害物質 | 基準値 | 土壌汚染対策法 | 東日本大震災 | 被災地 | 土壌環境 |
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