環境省は、東日本大震災の被災地における海洋環境の第3次モニタリング調査結果を公表した。この調査は、被災地の海洋環境について緊急的に有害物質等のモニタリングを行ったもので、平成23年12月6日~26日に第3次調査を被災地25測点で実施した。その結果、化学物質調査では、環境基準が設定されている項目(生活環境項目、健康項目(PCB等)及びダイオキシン類)は、いずれも問題となる値は検出されなかった。また、それ以外の項目については、全体としては第1次及び第2次調査と同様あるいは低い値であった。さらに、海底ごみ調査では、いずれの海域においても、第1次調査における分布状況と比較して、顕著に増加している傾向は見られなかった。今回初めて車両あるいは建築物の一部と推定されるごみが発見されたが、調査対象とした離岸1~20kmの海域では全体的なごみの密度は比較的小さく、至るところに大型のごみがある状態ではないことが改めて確認された。同省では、今後も継続して監視を続けていくこととしている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
ごみ・リサイクル 健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | モニタリング | 環境省 | PCB | 有害物質 | 海洋環境 | 東日本大震災 | 被災地 | 生活環境項目 | ダイオキシン類 | 海底ゴミ |
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