環境省は、東日本大震災の被災地における第2次後期土壌環境のモニタリング調査結果を公表した。この調査は、第1次及び第2次前期の土壌環境モニタリング調査の結果、土壌溶出量基準や土壌含有量基準等を上回った地点について、汚染範囲を把握するための追加調査(後期調査)として実施されたもの(調査日:平成24年2月11日~15日)。このうち、土壌溶出量基準等を上回った地点から選定された8地点における調査では、7地点で土壌溶出量基準等を上回る値が確認された。また、瓦礫の仮置場について、集積された瓦礫からの漏洩等による局所的な土壌汚染を確認するため、土壌溶出量基準等の1/5を上回った5物質について27地点で追加分析を行った結果、3物質(砒素、ふっ素、鉛)について11地点で土壌溶出量基準等を上回った。これら11地点については、近隣における飲用井戸の有無を調査し、飲用井戸がないことが確認された。また、土壌含有量基準を上回った地点については、土地の利用状況を調査し、人の立ち入りが制限されていることが確認された。同省では、今後、土壌溶出量基準等を大きく上回った地点については、その汚染要因を特定するため、調査を行っていく予定という。
情報源 |
環境省 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | モニタリング | 環境省 | 有害物質 | 基準値 | 東日本大震災 | 被災地 | 土壌環境 | 瓦礫 | 土壌溶出量 | 土壌含有量 |
関連ニュース |
|