環境省は、「平成24年度環境配慮型経営促進事業に係る利子補給事業」における利子補給対象金融機関の公募を開始したと発表した(公募期間:平成24年4月2日(月)~27日(金)17時必着)。同事業は、二酸化炭素排出抑制対策の一環として実施するもので、金融機関が行う環境に配慮した企業に対する融資制度(以下、環境配慮型融資)のうち、地球温暖化防止のための融資事業に対し、必要な経費を国が利子補給することにより、地球温暖化防止のための設備投資や研究開発等を促進し、エネルギー起源二酸化炭素の排出削減を推進することを目的とする。今回、同事業の利子補給対象金融機関を公募する。公募対象となるには以下の条件を満たす必要がある。1)複数の基準により事業者の環境配慮の取組を審査・評価し、その評価結果によって金利を段階的に変更する融資制度がある、2)融資先である事業者に、融資時より5年以内に二酸化炭素排出原単位を5%以上改善又は二酸化炭素排出量を5%以上削減することを誓約させ、その後のモニタリングが可能な体制がある。同省では、公募締切り後、書類審査を行い、必要に応じヒアリング調査を実施するという。