環境省は、生物多様性の普及啓発ツールを作成したと発表した。2011年から2020年までの「国連生物多様性の10年」は、2010年10月に開催された「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)で採択された愛知目標の達成に向け、具体的な行動を促すための重点期間となっている。そこで同省では、愛知目標1に掲げられた「遅くとも2020年までに生物多様性の価値とそれを保全し持続可能に利用するために可能な行動を人々が認識する」の実現に向け、社会における生物多様性の主流化を目指し、様々な取組を進めることとしている。今回、その一環として、生物多様性の普及啓発ツールとなる、パネル9種類、絵本、小冊子、TEEB(生態系と生物多様性の経済学)解説パンフレットを作成した。なお、小冊子については、今後、定期的に(今年度は4回程度)発行する予定という。