長崎県は、平成23年度の大気環境調査と酸性雨調査の結果を公表した。長崎県、長崎市、佐世保市では、大気汚染防止法の規定及び環境保全協定に基づき、県内の大気汚染状況の測定を実施している。平成23年度の調査結果は以下のとおりであった。1)大気常時測定では、県内46測定局で実施。二酸化硫黄、二酸化窒素については、測定を行った全ての測定局で環境基準を達成したが、浮遊粒子状物質(SPM)、光化学オキシダントについては、環境基準を超過した。2)有害大気汚染物質調査では、環境基準が定められている4物質(ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン)を含む19物質について、県内の8か所(一般環境3、沿道4、発生源周辺1)で測定を実施。環境基準が定められている4物質については、全ての地点で環境基準を達成した。また、指針値が設定されている7物質(アクリロニトリル等)についても、全ての地点で指針値を下回った。3)酸性雨調査では、県内の3地点で実施し、pHの年平均値は4.59~4.87の範囲であった。
情報源 |
長崎県 記者発表資料(PDF)
|
---|---|
機関 | 長崎県 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | ベンゼン | 酸性雨 | トリクロロエチレン | 大気 | SPM | 環境基準 | 光化学オキシダント | 常時監視 | 長崎県 | 有害大気汚染物質 |
関連ニュース |